100年企業研究会

100年就業規則(グッドデザイン賞受賞)

よつばワーク社会保険労務士法人では、2019年度グッドデザイン賞を受賞した「100年就業規則」の作成指導を行っています。

100年就業規則の概要

100年就業規則とは、事業承継者、世界の事業家、未来の日本人のために、長寿企業が暗黙知として伝承するノウハウや哲学を、就業規則の形式でまとめたものです。例えば、採用や教育のあり方、顧客の対応など。作成過程で伝え手のベテラン経営者は、自らが継承してきたノウハウに気づき、継承される者は、目に見えるものとしてそれらを承継していくことができるようになります。

100年就業規則の誕生

100年就業規則は、労務管理事務所フォージョウハーフ(大阪市)の代表である日比野大輔社労士が同事務所の顧問先企業である株式会社ヴィマイルの社長(山下洋祐氏、故人)からヒアリングして作成したのがはじまりです。末期癌で余命を宣告されたヴィマイルの二代目経営者である山下洋祐氏が、三代目、四代目に向けて、組織作りや労使関係の築き方を伝えたいと考え、顧問社労士である日比野先生に依頼し1年間の闘病生活の間に社労士が社長から次代に継承したい経営ノウハウや経営哲学を就業規則の形でまとめていったのがはじまりです。

100年企業研究会 ~全国の社労士による共同研究~

その後、日比野社労士は、数社の100年就業規則の作成を手掛けそれらの企業のノウハウや哲学を就業規則の形でまとめていきました。そして長寿企業の暗黙知として継承されるノウハウをさらに多くの企業の事例を研究する会である「100年企業研究会」を北は北海道から南は沖縄まで全国各地の経験豊富な社労士と立ち上げ、さらに研究を深めていきました。
当社代表社員の礒谷哲夫は、100年企業研究会発足当初から参画しました。同会が発足して5年目で当社顧問先3社を含む十数社の長寿企業を同会で研究し、指導事例とノウハウを蓄積してまいりました。

100年就業規則グッドデザイン賞の受賞

2019年に100年就業規則はグッドデザイン賞を受賞しました。当社顧問先1社(新潟県・旅館業)を含む3社の100年就業規則を出展し審査を受けました。審査員からは「世界を刺激できるコンテンツではないかと思う。さらにこれを世界に届けるためにデザインやコミュニケーションを強化し、過去から未来、日本から世界をより優しくデザインしていくことができるだろう。」という評価を受け、見事受賞の運びとなりました。

100年就業規則の仕様

会社の就業規則(50~100ページ程度)。見開き左側のページに条文(具体的なルール・施策)を記述し、右側にその施策の制定背景、想い、運用の勘所を記述しています。優良な長寿企業の暗黙知として伝承されるノウハウを言語化し、経営における施策ごとに、体系的に整理したものです。事業承継者や次代の社員に共有することで、優れた経営哲学を確実に承継し、また東洋的経営手法を広く世界に共有することが可能となります。

100年就業規則の作成

100年企業研究会では、日本全国の事業継承に成功した経験豊富な経営者に対して全国各地の社労士がヒアリングを重ねて作成してきました。
中小企業において事業承継は大きな課題です。事業承継にあたり、創業~先代から受け継いだ経営哲学を言語化し、就業規則という携帯でき見える形にすることで、現在の経営者は先代や代々の経営者から受け継いだ願いや哲学を再認識でき、社員と会社理念や経営者の哲学を共有することができます。

※100年就業規則にご興味がある方は、お気軽に弊社までお問い合わせください。

 

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